木の室内創造あそび場「感性の森」トップページ > 子どもの感性を育む > 「感性の森」ヘの期待
Interview 04
「第二の森」づくりは
「木づかい」から!
東海大学教授
杉本 洋文 Sugimoto Hirofumi
日本の気候·風土は、木材を育てるのに適している環境なので、現在は、国土の約70%が森林で覆われています。したがって、日本は、世界に誇るべき森林国家です。
この豊富に育成された木材を幅広い分野で活用し、昔から、美術品、家具、木造建築などをつくってきた、長い歴史と文化が残されています。
東北を始め国内には、豊富な森林が育まれています。そして、毎年国内で使われる木材以上の量が育っています。
しかし、木材利用の約70%以上が輸入材で占められ、国内の木材は使われていません。今、森林は、更新時期を迎えていますので、計画的に伐採して使わなければなりません。
これまでの社会では、建築は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造で作られてきました。これからは、国内の豐富な木材資源を使って、子供を育てる家や公共施設を、木造建築でつくることが大切になります。
子どもを育む最良の場を木で構築する先駆け的施設「感性の森」が、子育て文化として、広く日本に根付くことを期待します。「木づかい」が子どもに優しい未来をつくります。
プロフィール
杉本 洋文(すぎもと ひろふみ)