「感性の森」への期待〔Interview-04〕

「第二の森」づくりは
「木づかい」から!

東海大学教授

杉本 洋文Sugimoto Hirofumi

日本の気候·風土は、木材を育てるのに適している環境なので、現在は、国土の約70%が森林で覆われています。したがって、日本は、世界に誇るべき森林国家です。
この豊富に育成された木材を幅広い分野で活用し、昔から、美術品、家具、木造建築などをつくってきた、長い歴史と文化が残されています。
東北を始め国内には、豊富な森林が育まれています。そして、毎年国内で使われる木材以上の量が育っています。

しかし、木材利用の約70%以上が輸人材で占められ、国内の木材は 使われていません。今、森林は、更新時期を迎えていますので、計画的に伐採して使わなければなりません。

これまでの社会では、建築は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造で作られてきました。これからは、国内の豐富な木材資源を使って、子供を育てる家や公共施設を、木造建築でつくることが大切になります。

子どもを育む最良の場を木で構築する先駆け的施設「感性の森」が、子育て文化として、広く日本に根付くことを期待します。「木づかい」が子どもに優しい未来をつくります。

プロフィール

杉本 洋文(すぎもと ひろふみ)

1952年神奈川県⽣まれ、1974年東海⼤学⼯学部建築学科卒業、1976年同⼤学院建築学専攻修⼠課程修了、同年計画・環境建築⼊社、同社⻑を経て現在会⻑、2004年東海⼤学教授、現在に⾄る。2008年東京⼤学⾮常勤講師、2012年2016年関東学院⼤学⾮常勤講師を務める。2010年NPOアーバンデザイン研究体理事⻑、2014年より商店街よろず相談アドバイザー、2013年⼀般社団法⼈ローカルファースト財団福理事⻑、2013〜2014年茅ヶ崎市(仮称)豊かな⻑寿社会に向けたまちづくり検討委員会副理事⻑など、国県市町村の各種委員を歴任、現在進⾏中の地⽅創⽣でも県内外で活躍中。専⾨分野は、建築設計・都市デザイン・まちづくり、⽊造を中⼼に建築作品・受賞歴多数。執筆「被災地と共に歩む」「⽊づかいの建築」「ローカルファーストが⽇本を変える」など。